地域の子育て支援研究会では、月に一回程度、事例検討会や情報交換・施設見学を行っています。

気楽な雰囲気の研究会ですので、興味のある方は、ぜひご参加ください。

( 問い合わせ:育徳園保育所 森井 tel 06-6621-1901 )

今年度のこれまでの活動をご紹介します。

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▼ 日 時  令和元年6月12日19:30~
▼ 場 所  育徳園保育所
▼ 内 容  事例検討会

~愛着関係の築き方①~
0歳児と担当保育士との関係について、事例をもとに考察した。
担当保育士への依存が強く、他児や他の保育士に関係性が広がらなかったという事例で、愛着関係の築き方について話し合いをした。
話し合いの中では、安心できる環境を整えることの大切さや不安感から生まれる人への依存、また子どもが保育士に対して依存するだけではなく、保育士もその子どもに依存するという共依存など、キーワードになる言葉がたくさん出た。子どもの育ちを考え、将来を見据えた関わりが重要であり、一対一の愛着関係から、友だちや保育士へと人間関係が広げられるように関わることが大切であるという意見に至った。愛着関係を築いていく中で、子どもを囲い込むような関係ではなく、大らかな気持ちで関わることも加えて大切だという意見もでた。
今回の検討会から“愛着関係”について、さらに理解を深めていきたいと感じた。

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▼ 日 時  令和元年7月16日19:30~
▼ 場 所  やまと保育園
▼ 内 容  事例検討会

~愛着関係の築き方②~
2歳児と母親の愛着関係がうまく形成されずに育った事例を取りあげ話し合った。
母親は、仕事が忙しく子どもとゆっくり関われない状態である。子どもは、園でも家庭でもわざといけないことをする困らせ行動を起こしたり、毛布に依存し手に持つと安心しているといった様子である。友だちとの関わりもうまく築けていない。現状を踏まえて、これからの関わりを考えた。
毛布を持つと安心するというのは、毛布へのただのこだわりで、愛着とは関係ないのではないか?困らせ行動を起こすのは、愛着が形成されていないために自分のことを見てほしいサインかもしれない。気持ちをしっかりと受け止めて関わる必要がある。母親に対しては、本児のいいところを普段の会話の中で伝え、少しでも子育てが楽しいと思えるように導いていく。また、行事のときに成長した姿を見ることで安心感も得てもらうことが重要である。

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▼ 日 時  令和元年8月28日19:30~
▼ 場 所  長居保育園
▼ 内 容  情報交換会①

▼ 日 時  令和元年9月25日19:30~
▼ 場 所  育徳園保育所
▼ 内 容  情報交換会②

食事・排泄・睡眠・着脱など日常の保育の中での環境づくりや子どもとの関わりについて情報交換をした。
生活と遊びスペースが子どもたちの使いやすいように工夫されていたり、それぞれの場面での子どもたちとの関わり方など、写真や資料等を用いて話を進めた。睡眠時の観察方法についても話し合い、それぞれの園で方法が違い参考になった。事故防止への関心がよりいっそう深まった。
情報交換を通して、自園の取り組みにつて振り返りができ、保育を見直す良いきっかけとなった。これからも、機会を作り、各園の取り組みについて情報交換を行っていきたい。

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【これからの予定】
11月13日(水)「子どもの権利」について事例をもとに話し合います。
場所:望之門保育園 時間:19:30~
子どもの権利ってどういうことなんだろう?という疑問を保育の場面を例に話し合います。