日 時 2020年7月7日(火) 19:15~20:45
会 場 育徳園子どもの家
参加者 6施設 7名
当日の議題
(1)コロナウイルス感染症への対応状況情報交換
(2)今後の活動予定の検討
内容について
(1)コロナウイルス感染症への対応状況情報交換
施設種別は保育所、学童保育、障がい児支援などであった(地域の教会の活動も含む)。
予防的なかかわりと、新たなルールづくりや、地域への働きかけや、各家庭や施設でおこったことなどについての報告を実施した。行事やイベントは延期や中止とされてきたことが分かった。
「感染対策」「命が大切」などの大義名分のもとに、この数カ月は子どもの環境を大人が制限してきた状態であった。子どもたちが意見を表明する機会はほぼなかったと思われる。もちろん、私権を制限するような緊急事態宣言、自粛要請であったため、当然のことではあるのだが、生活の質を変えることが子どもにどのような影響を与えるのかということや、それに伴う行動がどうあるべきか、日常が戻りつつ、また再度の可能性がある中、「子どもの権利」「子どもの発達」から考えなければならないことを確認した。
また、事例として、「学校が始まっても禁止事項ばかりである」ことに注目した。その中で「予防を重視するあまり、子どもたちの心に『他者との関りは怖いもの』という意識が植え付けられないか?という問いがあった。就学前から小学校低学年の時期は、人間関係の基礎を学ぶ重要なタイミングである。友だちや近所の大人など、家族以外の人とのふれあいで、大切にされる経験を重ねることで、信頼関係を構築し、安心感を得ていく。引き続き現在の三密・予防の対応が、子どもの心の発達にどのように影響を与えるかということも考えておかなければならない…などと話を深めた。
(2)今後の活動予定の検討
障がい児・者研究会としての活動予定の方向性を検討した。
支援者座談会・講演会は実施 講師を招いて 3月2日(火) 会場未定 で企画したい。
会場について、育徳園以外の大地協加盟施設での実施は可能かなども検討したい。
集うことについては、大地協のルール付けに従って実施する。
不特定多数の集まりは避ける方向、参加者が特定できる、予防策への協力が得られる、会場の規模に適した参加者数にする。ということで。
実践研究・ケーススタディとしての障がい児・者研究会は感染予防に努めつつ、従来通り開催する。消毒・マスク着用は必須。
次回9月1日(火)19:15 ~ 望之門保育園
事例検討・ケーススタディーを中心に実施する