日時  2022年(令和4年)12月19日 19:30~20:45
場所  育徳園保育所 幸分ホール
参加者
(育徳) 早川、森井、辻野、隈元 (コミュニティセンター) 廣谷 (やまと) 名城 角中 (ひまわり) 入江 (望之門) 楠 佐伯 (いくとくⅡ) 山田 (平和の子) 谷川
(愛染橋) 今川 (長居) 宮川、竹内、川畑 (個) 大川

司会  西野(大国)
書記  青地(阿さひ)

各研究会の報告

〇地域の子ども研究会

・ともだちフェスティバル・・今年度は予定していた日程が予備日を含め雨の為中止。
会場とスタッフの調整、子どもの参加率など日曜日の開催が都合し易い
スタッフの代休等の問題

・地域で活動されている方にマジックを学ぶ活動をおこなった。
・現在三学期まとめに入っている

〇地域の子育て支援研究会

・聖和保育園訪問  12月20日予定

テーマ 「“違っていい”と感じる心が育つために~違いを認め合う保育~」
子どもたちがその違いに気づいた時に保育士はどのように関わればいいかを学ぶ施設の環境構成や森本先生のインタビュー 編集、確認後YouTubeにて配信予定

〇障がい児者研究会

研修会を実施  (詳細はホームページに報告書)
・11月16日(水) 19~21時
子ども理解を深めよう~一人ひとりの子どもの感じ方の違いを学ぶ~
会場12名 ZOOM参加10名 ハイブリッド開催で実施

〇セツルメント研究会

今年度の活動は終了。
年間計画にあった映画の上映会についてはコロナの状況を鑑みて中止
次年度については西成区社会福祉協議会と協働で事業に取り組む計画を話し合い中
社協とのつながり、外部とのつながりを作っていくことも考えていきたい。

〇お年寄り研究会

コロナが落ち着いてきているが、部屋で1週間過ごすことで数カ月後に受ける影響を感じる

社協等からDVDやインターネットを介した支援や啓発について、高齢者には技術的に難しく支援が届かない、受け取れないといった姿が見られる等の新たな課題が見られている。
支援を“届かせる”為の支援が必要な面があると感じている。

〇次年度の予定について

・同時期に各研究会の様々な活動が重なる等、偏りがあるのではないか
・来年度からは大地協の年間スケジュール(各研究会の活動を含めて)の調整が必要
・役員会・企画委員会で年間の予定をできるだけ早期にまとめておきたい。

時期については5月総会での年間予定の決定を見据えると2月頃の役員会で決めておきたいので各研究会は2月の企画委員会までに年間予定を概ね決めておいて欲しい。

〇報告事項

・大地協のロゴマークと英語表記について正式に決定
略称 OASCWI  (読み方募集)
正式 The Osaka Association of Settlements and Community Welfare Institutions

〇セツルの家事務局

11月20日に最終利用
隣の敷地もシーズンオフの様相

〇中学生以上の活動(仮)の提案 (角中)

これまでの活動とこれからもやっていきたいこと

➀現在の子どもたちの背景
不登校・虐待数が増えている。子どもの不安を解消 安心して過ごせる時間・居場所・仲間を創ることに繋げたい

②青少年の安心できる居場所づくり
・何をしても、しなくてもいい場所。
・心が満タンになったら子どものやってみたい意欲を引き出し、“やってみたい”を具現化することを保証する場所。
・比べられるのではなく自分を他者と比べなくていい場所。そんな場所を子どもと創っていきたい
自分が自分であっていい、安心して自分を出せる場所。その中で自発的な力が発揮できるようになり、様々な人と出会い・話し・考え・知ることで多様性を受容できことに繋がると考えている。

③施設や地域で活躍するリーダーの育成
安心できる場所づくりを目指す中で感じたこと、それぞれの中で育まれた感性を施設、地域に帰って発揮できるようになって欲しい

④現在の主な活動
・中学生以上会議の開催(月1回)
育徳園の活動から始まって長居、大和、今池、望の門などが参加
中学1年生~社会人が参加 幅広い層で様々な意見を聞ける

・中学生以上キャンプの実施(年1回)
参加者と一緒に自分が見つけた課題について話し合う
学校授業にはでてこない課題
性についてや虐待等

・地域活動協議会と合同での催し
地域の公園の清掃と焼き芋大会
地域の方との交流

現在主に4施設程で交流しており、中高生たちもようやく馴染み始めたと感じている。他の施設を知ったり、違う施設や地域に行くだけでも感じることがあると思う。色んな意味で目を向けて視野を広げていけるようになればと思っている。

社会、地域の課題をどのようにとらえて自分たちがそれをどう考えていくか等を繰り返しやってきており、これからも続けていきたい。

これらの活動を1年余り有志で続けてきているが、大地協の活動として仲間を増やしたいと考えている。中高生以上の青少年の力を借りてもっと色々な活動ができないか等、これらの活動を大地協の活動として背中を押していただけないかと期待しています。

〇ディスカッション

◇大地協の具体的にできることについての検討

(資料 「こどもまんなか社会」を目指すこども家庭庁の創設 「今後のこども政策の基本理念」)

令和5年には「こどもまんなか社会」を目指すために子ども基本法の施行と子ども家庭庁の創設が予定されており、今後の基本方針では特にNPOとの連携が挙げられている。子どもを中心においた縦割りでない取り組みができるのは大地協ではないかと考えている。

また、子ども家庭庁の設立にあたり示される新たな指針について既に取り組んでいることがあるのではないか?

大地協では子どもの施設だけでなく様々な施設があり、子どもを中心に置いて、高齢者、障がい者の枠組みを越えた活動をどのように作っていくかについて皆で考えたい。

 ・こどもや家庭が抱える様々な複合する課題に対し、制度や組織による縦割りの壁、年齢の壁を克服した切れ目のない包括的な支援・・・・現在抜けているのは中高生への支援ではないか?

・子どもの権利条約が地域の活動に根付いていくように進めていくなかで、「子どもの権利を守る社会」から「こども・若者の声を聴く社会へ」というようなパラダイムシフトが必要なのかもしれない。

・妊娠期からの包括的な支援
総合的な子育て支援・・・保育の受け皿、保育人材環境の問題、保育の新たなスキル保育ソーシャルワーカーの配置

・子どもの居場所づくり支援
今回提案された中学生以上活動が当てはまるのではないか。中学生の居場所がないとの発想から始めた活動であるが中学生がいることをストレングスとして捉え活動をつなげる。

支援される側は力のない、守らないといけない存在という社会通念があるが、力のある存在として見直すことでサポートの仕方なども変わってくると感じる。それが活躍の場に繋がるのではないか。

大地協として取り組んでいることが子どもだけでなく、“子どもを中心に置いた地域づくりの活動”として高齢者や障がい者の活躍の場であったり、様々な壁を乗り越える後押しになるのではないか。

最近ではヤングケアラー、子ども食堂がブームになったりしているが、単なるブームではなくしっかりとした居場所提案として大阪から発信していくことができるのでは。

・子ども真ん中フォーラム
若者の活躍の場として参画しても面白いのでは

・虐待のニュース、公園が近隣の一部住人の意見でなくなる等、地域に施設が開かれてるかの問題につながっているように感じている。

開かれた施設の中で子どもを中心に地域と一緒に展開していくことで信頼や安心感が得られるのではないか。

・子ども中心の話しだけをしていると子育てを終えた世代等が他人事として捉えられてしまうこともありうる。

・子どもの問題を語る時に子どものことだけではなく、子どもを中心において地域の様々な問題を共に解決していくことを考えていきたい。

・現在の中学生以上の活動はやっと子どもの緊張がほぐれてきており、焦らずしっかりと地固めをしたいと思っている状態。今なにができるかについて、子どもとの話し合いの中で子どもだからできること等、身近な存在に対してのアプローチは活動の中での話し合いでもっと気づけるようになってから

・高齢者において自分が認知症であることを隠してしまったり、悲観してしまう等の姿が見られるなど認知症への正しい理解が必要な姿が見られる。認知症の体験を話すなどの活動をされている丹野氏。認知症を知るきっかけとして若い世代(中学生以上)に聞いてもらう等、大地協だからこそできる活動ではないか

今後各施設、各地域でできることを企画委員会でディスカッションを深めながらやっていきたい。

〇バザーについて

インスタグラム当日のスケジュール、各施設の予定店舗情報配布
 抽選会について販売した番号を控えておく(当選者が誰かわかるように)
 抽選券は13時30分まで販売。ラインにて販売した番号を伝える。
当選番号はInstagramにて1週間掲示

各施設作成のバザーのポスター ホームページに載せるので森井先生まで(1月18日まで)

〇お知らせ

全国研修会 東京 2月18日19日
地域福祉の未来を考える
新たな取り組みとして  アートの視点とセツルメント  若手の発表の場

大阪への要請
第5分科会 若手の実践報告者           職歴5~10年  1名募集
2日目シンポジウム 各地域から登壇する        30~40代  1名募集推薦者があればお知らせください。